脳神経内科って、なんだか特別な場所のような感じがします。どんな症状の時に行くものなのですか?
決して特別のところではありません。 頭が痛いからはじまり、おなかや胸の症状、手足の骨の病気以外、 たいていの体の部分は、脳から出た神経が行っているため、気軽に相談してみてください。
ときどき頭が痛くなります。たいしたことがないのでずっと放っておきましたが、やはり診察してもらったほうが良いのでしょうか?
念のため受診されたほうが安心です。 朝起きたときにいつも痛い、吐き気を伴う頭痛が徐々に増加する場合、 また急に頭が殴られたように痛くはいてしまう、 などというときは脳腫瘍やくも膜下出血などである場合があり放置してはいけません。
頭痛のときも近所の内科に行っていますが、脳神経内科に行くのとどう違うのでしょうか。
通常、脳神経内科医は神経学的診断のほかに、必要に応じて精密機器を用いて専門的な検査をして、 頚部から脳の中まで専門的にチェックします。 そのため脳の病気の有無が直接わかります。
最近物忘れが激しくて、我ながら心配です。診察してもらったほうがいいのでしょうか。
年齢にもよりますが、気になる場合にはご自分の安心のためにも受診してみてください。
ボケ防止の方法はあるのでしょうか?
これはとても難しい問題です。 ここでは一般論しかいえませんが、脳を常に刺激していること、 バランスのとれた栄養をとることにその秘訣の一つがあるのではないでしょうか? お年寄りを一人にする時間をできるだけ少なくして、 話しかけてあげる、そんな心遣いが大切だと思います。
ストレスが原因で頭が痛くなったりすることがあるのですか?
ストレスが引き金になって肩が張って後頭部から眉間あたりまで締め付けられるように痛んだり、 ズキズキ痛む緊張性頭痛や大後頭神経痛などがこの代表です。