パーキンソン病webセミナーが、当院クリニック前ホールで開催され、浅井院長が座長をつとめました。

今回は、エーザイ株式会社様の協力の元、医真会前田先生には、パーキンソン病の基礎から日本神経学会のパーキンソン病治療ガイドラインにそって、わかりやすく説明頂き、当院と連携させて頂いている、訪問看護ステーションや、高齢者施設の関係者を中心に拝聴させていただきました。
 
大阪公立大学病院脳外科の川嶋先生には、脳外科的見地から、パーキンソン病の外科的治療についてお話し頂きました。
 
もともとパーキンソン病の治療は、脳外科から始まりました。その後1990年代にドパミンアゴニストと呼ばれるお薬の開発が一気に進み、以降、脳神経内科がパーキンソン病患者さんの受診の窓口になっている事は間違いありません。
 
ただ、少し前のコラムで、自立支援医療機関の認定を受けた時に、「脳の縦割りと横割り」と言う題名で私の脳疾患という想いを書きました。(コラムはこちら
 
パーキンソン病はじめ、脳疾患を患っておられる患者様は、神経内科医だけでなく、脳外科的治療も頭の片隅にいれて、必要に応じては脳外科の先生とも連携していく必要性を実感しました。
 
診療科の垣根を超えて脳疾患を診ていく、そしてそれは、当院のような在宅クリニックの方がフットワーク軽く出来るのではないかと思っています。