理念・方針

「老いは恥ではない」、ある年老いたボクシングの世界チャンピオンが言った、私の大好きな言葉です。

私は、これまで日米を通じて、名誉ある医学賞を頂いたり、権威ある医学雑誌に論文採択されてきました。でも、それより、私のこれまで20年間の医師人生で最も誇りに思う事は、大阪府羽曳野市の在宅診療所で勤務していた時に、受け持ち患者様が、羽曳野市のご長寿ナンバー1,2,4(107, 105,103歳)になられ、それら患者様の主治医を努めさせて頂いた事です。

ヒトの臓器はすべからく老いて行きます。その結果、脳であれば認知症、パーキンソン病、脳血管障害などか起き、老年期うつなど、高齢者特有の精神症状もあります。

脳以外の全身臓器でも癌などの悪性腫瘍、慢性心不全、慢性呼吸不全、慢性腎不全、甲状腺機能低下症、骨粗鬆症やそれによる骨折、、等々ほとんどの病気は老化とともに進んでいくと言っても過言ではありません。


今後、超高齢化社会を迎える日本において、世界に誇れる最先端の医療レベルを保ちながら、これらの今後急増する加齢性疾患にもきちんと立ち向かっていく事は容易ではないかもしれません。
しかし、私は、これらの両立から目をそむけてはならないと考えています。
従って、当院では、脳疾患については、若年発症の神経難病も含め、当院が専門性をもって病初期から最先端の医療レベルを患者様に提供したいと考えてます。


また、老年病専門医として、高齢患者様にはそれぞれの分野の専門医の先生方と協力しながら加齢性疾患と向き合うお手伝いをさせて下さい。
そのため、当院は開院に当たり、複数の地域の中核病院様や、最先端医療を担う病院様と協力医、連携医、登録医体制を取っております。


自分の生まれ育った中河内、南河内の患者様が「安心して家や施設で日常生活を送っていただく」、その為のお手伝いをさせていただく事を理念とし、令和2年10月1日、ここ八尾南の地に24時間365日対応の在宅医療を中心としたクリニックを開院させていただきました。


その理念とともに、スタッフ一同全力で努力していきます。今後とも地域の皆様からの厳しい御指導の程、宜しくお願い申し上げます。

あさい脳神経内科・在宅クリニック
浅井宏英

協力医療機関

医真会八尾総合病院 医療法人春秋会 城山病院

登録医

大阪急性期・総合医療センター 住友病院 大阪国際がんセンター 八尾市立病院 市立東大阪医療センター 医学研究所 北野病院 PL病院 大阪赤十字病院 医療法人橘会 東住吉森本病院 大阪鉄道病院