京都大学脳神経内科の教授を19年間勤められた高橋良輔先生にパーキンソン治療、研究の最前線についてご講演いただきました。

高橋良輔先生は、パーキンソン治療、研究の世界的権威です。
本年3月31日に京都大学脳神経内科教授を定年退職され、今回の講演が退官後の初セミナーとなったそうで主宰頂きました武田薬品工業様には感謝致します。
今回高橋先生には、パーキンソン病治療、研究の最先端についてお話してほしいとお願いしました。
コメディカルの方には理解が難しかった部分もあったかと思います
しかし、例えば今日参加してくださった訪問リハビリの療法士さんがパーキンソン病の患者さんに「昨日凄い有名な先生の講演聴いてきて、とりあえずパーキンソン治療ってiPSとかも使って、どんどん進んでいってることだけはわかりましたわー」と施術中の会話にのぼり、近い将来この病気が根治できるかもしれない、この難病を克服するために世界中で優れた研究者がしのぎを削っているのだ、ということを患者さん自身にも感じてもらうことができれば、このセミナーの価値はあったと思っています。
私自身、外来、在宅、施設で、進行期パーキンソン病の患者さんを100名以上診させて頂いておりますが、時にはこの神経難病に対して無力感に襲われる事もあります。
そんな私にも、希望と期待をもって一人一人のパーキンソン患者様のために全力を尽くしていこうと思わせて頂けた講演でした。