てんかん治療で御高名な小出泰道先生によるwebセミナーが開催され、院長が座長を務めました。
これまで数回、クリニック前のラウンジでパーキンソン病を中心としたセミナーを行わせて頂きましたが、今回は第一三協株式会社様、ユーシービージャパン株式会社様に協力いただき、「てんかんの診断、治療」の演題で小出先生に特別講演を頂きました。
今回、てんかんという疾患に焦点を当てた理由は2つです。
一つ目は、アルツハイマー型認知症や、パーキンソン病の亜型とされる、びまん性レビー小体病でも、一定の頻度でてんかんを合併する事、脊髄小脳変性症のなかには、高頻度でてんかんを合併するものがあることなど、私の専門領域の神経変性疾患でも、てんかんの診断治療は不可欠である事です。
もう一つの理由は、脳卒中後遺症、脳挫傷後遺症、脳腫瘍や、癌の脳転移など症候性てんかんとよばれる疾患をお持ちの患者様、小児期からてんかんをお持ちで成人になられた方の在宅や施設での加療に、当院を指名していただける事が、増加している事にあります。
今後も脳疾患をお持ちの方の為に研鑽を重ねるとともに、関係機関の方々にも情報共有をして参りたいと思います。
今後とも宜しくお願い申し上げます。